施工管理技士の試験(施工管理技術検定)は、種目・級・検定区分ごとに申込期間と試験日が決まっています。令和8年度(2026年度)の日程は、国土交通省が令和7年12月18日に公示しました。たとえば1級土木の第二次検定は2026年10月4日(日)、1級建築の第二次検定は10月18日(日)、2級土木の後期(第一次・第二次)は10月25日(日)、2級建築の後期は11月8日(日)です。
令和8年度の申込受付は、7月28日(火)に締め切られた2級管工事・電気通信工事・造園の後期分まですべて終わっています。この記事では、7種目の令和8年度の日程を一覧にしたうえで、主要4区分(1級・2級の土木と建築)の日程、申し込みの流れ、受検手数料、当日の注意点を整理します。※最終的な日程・手続きは、各実施機関の「受検の手引」とホームページで確認してください。
この記事の要点
- 令和8年度の試験日程は、国土交通省の実施計画(令和7年12月18日公示)で決まっています。
- 1級は第一次・第二次とも年1回です。2級の第一次検定は前期(第一次のみ)と後期の年2回で、後期は第二次検定と同じ日に行われます。
- 申込期間は約2〜4週間と短く、1級建築・電気工事は2月、1級土木は3〜4月、1級管工事・電気通信工事・造園は5月でした。
- 令和8年度から、新受検資格での新規申込みはインターネット申請になりました(建設業振興基金・全国建設研修センター)。
- 受検手数料は、1級土木が第一次・第二次とも12,000円、1級建築が12,300円など、種目と級で異なります。
令和8年度の試験日程一覧(1級・7種目)
1級は「申込受付→第一次検定→第一次の合格発表→第二次検定→第二次の合格発表」の順に進みます。日付は特記がない限り2026年です。
出典:国土交通省「令和8年度○○施工管理技術検定の実施について」(種目別の実施公示)。建設機械は第一次検定と第二次検定を同じ年度に受けることはできません(日本建設機械施工協会)。
令和8年度の試験日程一覧(2級・7種目)
2級は、第一次検定だけを受ける「前期」と、第一次検定(後期)・第二次検定を同じ日に行う「後期」に分かれます。
2級建築・電気工事の後期は、インターネット申請なら6月29日から受け付けています。2級建設機械は1級と同じ日程です(第一次6月21日・発表8月3日、第二次の発表11月18日)。
1級土木施工管理技士の試験日程(令和8年度)
1級土木は、申込受付が2026年3月23日(月)〜4月6日(月)、第一次検定が7月5日(日)、第二次検定が10月4日(日)です。実施機関は全国建設研修センターです。
試験地は、第一次検定が札幌・釧路・青森・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・岡山・広島・高松・福岡・鹿児島・那覇の14地区、第二次検定は鹿児島を除く13地区です(いずれも近郊都市を含む)。受検手数料は第一次・第二次とも12,000円です。受検資格や合格率は1級土木施工管理技士とは、難易度は土木施工管理技士の難易度・合格率で解説しています。
2級土木施工管理技士の試験日程(令和8年度)
2級土木は、前期(第一次のみ)が2026年6月7日(日)、後期の第一次検定と第二次検定が10月25日(日)です。
前期は種別「土木」だけで行われ、後期は土木・鋼構造物塗装・薬液注入の3種別です。令和8年度は、後期の第一次検定の試験地に甲府・長野・和歌山の3地区が試行的に追加されました(学校を通じた申請に限る)。受検手数料は第一次・第二次とも6,000円です。2級土木施工管理技士とはもあわせてご覧ください。
1級建築施工管理技士の試験日程(令和8年度)
1級建築は、申込受付が2026年2月13日(金)〜2月27日(金)、第一次検定が7月19日(日)、第二次検定が10月18日(日)です。実施機関は建設業振興基金です。
試験地は第一次・第二次とも札幌・仙台・東京・新潟・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・沖縄の10地区です。受検手数料は第一次・第二次とも12,300円です。詳しくは1級建築施工管理技士とはへ。
2級建築施工管理技士の試験日程(令和8年度)
2級建築は、前期(第一次のみ)が2026年6月14日(日)、後期の第一次検定と第二次検定が11月8日(日)です。
後期の「第一次検定のみ」は21地区(うち8地区は学校申請の開催地区)、第一次・第二次は13地区で行われます。受検手数料は第一次・第二次とも6,150円です。2級建築施工管理技士とはもご覧ください。
電気工事・管工事・電気通信工事・造園・建設機械の日程
電気工事は建築とほぼ同じ日程、管工事・電気通信工事・造園は3種目共通の日程です。
電気工事施工管理技士
1級の第一次検定が7月12日(日)で建築より1週間早いほかは、申込期間・第二次検定・合格発表日とも建築と同じです。受検手数料は1級が各検定15,800円、2級が各検定7,900円です。
管工事・電気通信工事・造園施工管理技士
1級は申込が5月7日〜5月21日、第一次検定が9月6日(発表10月8日)、第二次検定が12月6日(発表2027年3月3日)です。2級は前期が6月7日(発表7月7日)、後期・第二次が11月15日(発表は第一次が2027年1月5日、第二次が2027年3月3日)です。受検手数料(各検定)は、管工事が1級12,700円・2級6,350円、電気通信工事が1級14,300円・2級7,150円、造園が1級17,200円・2級8,600円です。
建設機械施工管理技士
申込は2月16日〜3月13日で、第一次検定(1級・2級)が6月21日(発表8月3日)、第二次検定は筆記が6月21日、実技が8月下旬〜9月中旬(発表11月18日)です。第一次と第二次を同じ年度に受けることはできず、第二次検定は第一次検定に合格した翌年度以降に受けます。受検手数料は第一次が19,700円、第二次は1級が57,300円、2級が40,800円です。
区分別の試験実施機関
施工管理技士の試験は、区分によって実施機関が異なります。建築・電気工事は建設業振興基金、土木・管工事・造園・電気通信工事は全国建設研修センター、建設機械は日本建設機械施工協会が実施しています。受検の手引や申込方法は機関ごとに違うため、区分ごとに公式サイトを確認しましょう。資格全体は施工管理技士とはへ。
申し込みの流れ
- 実施機関の公式サイトで受検区分・日程を確認
- 受検資格を満たすか確認(受験資格)
- 申込書類またはインターネットで申し込み
- 受検手数料を納付
- 受検票を受け取り、当日受検
令和8年度から、新受検資格での新規申込みはインターネット申請になりました。建設業振興基金は新受検資格の申請方法をインターネットのみとし、「第一次検定のみ」の申請もインターネットのみです。全国建設研修センターも、新受検資格での「第一次検定・第二次検定」「第二次検定のみ」の新規申込みをインターネットに切り替え、先に実務経験を登録する「個人ページ」の作成を求めています。建設業振興基金では、旧受検資格ではじめて第一次・第二次(または第二次のみ)を申し込む場合は書面申請です。区分によって方法が違うため、受検の手引で確認してください。
申し込み時の注意点
- 申込期間は短いので早めに準備する
- 実務経験の証明書類が必要な場合がある
- 新受検資格のインターネット申込みでは、実務経験の登録に時間がかかることがある(全国建設研修センターは、証明者の確認・承諾を得てから入力するよう案内)
- 区分ごとに実施機関が異なる
- 受検票は当日まで大切に保管する
- 受検会場は地域ごとに異なる
受検手数料(令和7年度以降)
受検手数料は建設業法施行令で定められています。1級土木は第一次・第二次とも12,000円、1級建築は12,300円です。
出典:国土交通省「受検手数料・合格基準・不正行為」。建設機械の第二次は、1級が実技2種別を受ける場合、2級が1種別を受ける場合の金額です。
1級を第一次・第二次とも受けると、土木で合計24,000円、建築で24,600円になります。会社の資格取得支援制度を利用すれば、受検料を補助してもらえる場合があります。
第一次検定と第二次検定の違い
第一次検定はマークシート方式の試験で、施工管理に関する基礎知識を問います。出題範囲は施工管理法・土木一般(または建築一般)・法規など。1級の第一次検定には、全体の得点に加えて「施工管理法(応用能力)」の合格基準もあります。一方、第二次検定は記述式が中心の試験で、自分の工事経験について記述する「経験記述」が含まれます(建築・電気工事などは択一式の設問もあります)。経験記述は、工程管理・品質管理・安全管理などのテーマで自分の体験を書く必要があるため、実務経験が問われます。
令和7年度の第一次検定の合格率(参考)
令和6年度の受検資格改正により、1級の第一次検定は19歳以上であれば実務経験を問わず受検可能になりました(実務経験は第二次検定で問われます。出典:国土交通省・受検資格)。受検の見通しを立てる目安として、令和7年度(2025年度)の第一次検定の合格率を種目別に示します。
出典:建設業振興基金 結果表、全国建設研修センター 合格者の発表資料、日本建設機械施工協会 合格発表。2級土木は種別「土木」、建設機械の2級は実人数の値。建設機械の2級第一次は年1回の実施です。
第二次検定を含む種目別・年度別の推移は施工管理技士の合格率、区分別の難易度は難易度・合格率で解説しています。
試験当日の流れと持ち物
当日は受検票・筆記用具(HBの鉛筆やシャープペンシル、消しゴム)・時計(通信機能のないもの)を忘れないようにします。持ち物や禁止物は受検票と受検の手引の案内が優先です。会場には早めに到着し、トイレや座席を確認しておきましょう。
- 受検票(必須)
- 本人確認書類(免許証など)
- 筆記用具(HBの鉛筆、シャープペンシル、消しゴム)
- 腕時計(通信機能なし)
- 昼食・水分
- マスク・ハンカチ
- テキスト(直前の確認用)
受検会場は大学や公共施設、コンベンションセンターなどが使われます。車での来場が認められない場合もあるため、公共交通機関での経路と所要時間を事前に確認し、交通遅延に備えて早めに出発しましょう。
試験中は、第一次検定ではマークシートのマーク間違いや塗り残しに注意します。問題用紙に答えをメモして、最後にまとめてマークする方法もあります。第二次検定は記述量が多いため時間配分が肝心です。難しい問題に時間をかけすぎず、書ける問題から確実に埋めましょう。
合格発表とその後
合格発表は、実施機関のウェブサイトでの受検番号の公表と、本人あての文書による通知で行われます。令和8年度の発表日は上の一覧表のとおりで、種目・級・検定区分ごとに異なります。確認方法と合格後の手続きは施工管理技士の合格発表日と確認方法で詳しく整理しています。
解答速報・自己採点
第一次検定の試験問題と正答は、実施機関がホームページで公表します(全国建設研修センターと日本建設機械施工協会は試験の翌日から掲載)。自己採点の進め方や合格基準は解答速報・合格ラインをご覧ください。第一次の合格が見込めるなら、すぐ第二次対策に移れます。
合格発表後の手続き
第一次検定の合格者には「技士補」の称号が与えられます。第二次検定の合格後は、合格通知にしたがって技術検定合格証明書の交付を申請します。所属企業への報告や資格手当の申請など、勤務先で必要な手続きも確認しましょう。申請期間や必要書類は年度・区分で異なるため、合格通知と実施機関の案内にしたがってください。資格取得後の活用法は資格手当・将来性もご覧ください。
不合格でも諦めない
不合格だった場合は、次年度の日程を確認して再挑戦できます。第一次検定に合格すると「技士補」の称号が得られ、第二次検定は区分・級ごとの受検資格を満たした後に申し込めます。不合格通知に記載される成績で弱点を確認し、次の対策につなげましょう。
試験の延期や中止に備える
自然災害などで、試験が延期・中止されたり、受検できなかったりする可能性もあります。全国建設研修センターは、自然災害などの不可抗力が発生した場合の対応方針を公表しています。令和8年度も、9月6日の1級管工事・電気通信工事・造園の第一次検定について、地震や大雨の影響で受検できなかった人への受検手数料の返金手続きが案内されました(申請は9月30日消印有効)。実施機関の公式情報を定期的に確認し、変更があった場合の対応を把握しておきましょう。
申し込みを忘れないコツ
令和8年度の実施計画は、前年の令和7年12月18日に国土交通省が公表しました。次の年度の受検を考えている人は、年末から年明けにかけて国土交通省と実施機関の発表を確認し、申込期間をスマホのカレンダーに登録しておきましょう。令和8年度は、1級建築・電気工事が2月13日、1級土木が3月23日に申込受付を始めており、年度初めを待たずに準備するのが安全です。会社の資格取得担当者がいれば、実務経験の証明について早めに相談しておくと安心です。
受検費用の補助や講習の支援がある職場を探すなら、資格取得支援のある求人を見るから条件を確認できます。
まとめ
施工管理技士の試験日程・申し込み方法は、区分ごとに実施機関と日程が異なります。令和8年度は、1級土木の第二次検定が10月4日、1級建築・電気工事の第二次検定が10月18日、2級土木の後期が10月25日、2級建築・電気工事の後期が11月8日、2級管工事・電気通信工事・造園の後期が11月15日、1級管工事・電気通信工事・造園の第二次検定が12月6日です。最新情報を実施機関の公式サイトで確認し、申込期間を逃さないようにしましょう。次に読むなら、施工管理技士とは、過去問・勉強法、難易度・合格率がおすすめです。土木施工管理の仕事を探す場合は、土木施工管理の求人を見るから確認できます。
よくある質問
申し込みはネットでできる?
令和8年度から、新受検資格での新規申込みはインターネット申請になりました(建設業振興基金・全国建設研修センター)。建設業振興基金の「第一次検定のみ」もインターネットのみです。一方、旧受検資格ではじめて申し込む場合など、書面申請になる区分もあります。詳細は実施機関の受検の手引で確認してください。
一次と二次は同じ年に受けられる?
第二次検定の受検資格(実務経験など)を満たしていれば、1級は第一次・第二次をまとめて申し込めます。2級は後期に第一次・第二次を同じ日に受けられます。ただし建設機械は、第一次と第二次を同じ年度に受けることはできません。
受験会場はどこ?
試験地は種目・級・検定区分ごとに公示されます。たとえば令和8年度の1級建築は10地区、1級土木の第一次検定は14地区です。具体的な会場は受検票や実施機関の案内で確認します。
申込期間を逃したら?
申込期間を過ぎると、その区分は当年度に受検できません。2級は前期と後期で申込期間が分かれているため、前期を逃しても後期に申し込める場合があります。1級は翌年度の試験に向けて準備しましょう。
令和8年度の2級土木の試験日はいつですか?
前期(第一次のみ)が2026年6月7日、後期の第一次検定と第二次検定が2026年10月25日です。後期・第二次の申込受付は7月8日〜7月22日でした。
来年度(令和9年度)の日程はいつ分かりますか?
令和8年度分は、国土交通省が令和7年12月18日に実施計画を公表しました。令和9年度の日程も、国土交通省と各実施機関の発表を確認してください。